カンジダ症=膣カンジダではなく、さまざまなカンジダ症がある

カンジダ症に関しては、女性が感染するモノで、カンジダ症=膣カンジダと思っている人も多いでしょう。
それは間違いではありませんが、カンジダ症には、膣カンジダ以外にもある事も知識をして知っておいてください。
そしてもし、身体の異変を感じた時に、知識があれば、慌てず正しい処置を行う事が出来ます。
では、膣カンジダ以外のカンジダ症について紹介します。

カンジダ症は性器以外にも感染する

まずカンジダ症は、性器で感染するケースがもっとも多いのですが、性器にしか感染しない訳ではありません。
それどころか、カンジダ真菌が性器以外の場所でも感染すると、全身に悪影響を及ぼす可能性もあります。
もし、あなたが原因不明の体調不良に悩まされている場合、もしかするとその原因は、カンジダ真菌の可能性もあります。
では、カンジダ真菌による、性器以外の感染例について紹介していきます。

カンジダ真菌が胃腸に感染する事で食欲不振消化不良腹痛便秘下痢など、胃腸の調子が悪くなってしまいます。
中枢神経で感染すると、不眠症集中力の低下情緒不安定うつ病などの症状が現れます。
こんな症状が現れると、ストレスや心の病気が原因だと勘違いする事はあっても、カンジダ真菌が原因だとは思わないでしょう。

また、カンジダ症は、アレルギー症状や、慢性疲労ホルモン異常頭痛めまいなどの、全身症状も現れるのが特徴です。
なぜ全身に影響を及ぼすのかというと、それはカンジダ真菌が増殖をする際に毒素を発生するためです。
通常毒素は肝臓に送られ解毒しますが、カンジダ真菌で発生する毒素は量が多すぎて、肝臓では処理しきれなくなってしまいます。
そのため、処理されない状態で毒素は血液によって、全身に運ばれるので、全身症状が出てしまうという訳です。

口腔カンジダ症について

健康な状態であっても、口腔内には、様々な雑菌が存在します。
むし歯や歯周病になるのも、むし歯菌や歯周病菌が原因です。そしてカンジダ真菌も口腔に常在している菌の1つです。
先ほども言いましたが、健康な状態であれば、菌が存在してもカンジダ症ではありません。
ただ、免疫力が低下し、カンジダ真菌が増殖してしまうと、口腔カンジダ症を発症してしまいます。

では、口腔カンジダ症に感染すると、どのような症状が現れるのでしょうか?
口腔カンジダ症には、2種類のタイプがあり、偽膜性カンジダ症では、痛みがないため自覚症状がない人もいるかもしれません。
ただ、白色の苔のようなものが現れるので、なんか口腔が白くなったと感じるかもしれません。

萎縮性カンジダ症は、白い苔は発生せず、粘膜が甘くなり口内炎が発生します。
また味覚障害が起こる場合もあります。熱い飲み物を飲んだ時に痛みを感じる事もあります。
口腔カンジダ症も、感染の原因が免疫力の低下という点では膣カンジダと同じです。
ですが、口腔カンジダ症の場合は、それに加えて、唾液が減少した場合粘膜が傷ついた場合
歯磨きをしっかりせず、清掃状態が不良の場合にも、感染しやすい環境になると言えるでしょう。

カンジダ症は男性にも感染する

カンジダ症は、女性器(膣)に感染するケースが多く、実際に感染者は圧倒的に女性が多いのですが、男性器にも感染する可能性はあります。ただ、男性の場合は、膣カンジダに感染している女性とセックスをすると5%前後の確率で感染すると言われています。
思ったよりも、感染の威力は強くありませんよね。
これはなぜか?というと、カンジダ真菌自体が、常在菌として体内に存在する菌で、それ自体は害ではありません。
なので、健康な状態なら感染せず免疫力が低下している状態でなければ感染はしません。

また男性器の場合は、女性器とは異なり、性器がむき出しの状態です。
そのためセックスをした後に、シャワーを浴びればカンジダ真菌も洗い落とされてしまいます。
なので、包茎のように、しっかり洗い落とされない場合と条件が全て揃えば、男性でもカンジダ症に感染する事があるのです。

男性のカンジダ症は、痛みは特になく、白いカスや垢が出る症状が現れます。
治療方法は、患部を清潔な状態を保ち、抗菌作用のある軟膏・クリームを塗布します。

このように、カンジダ症=膣カンジダではなく、あまり一般的に知られてはいませんが、さまざまなカンジダ症があるのです。